ウォンは、ヒヨンに別れを告げたそのときから、
心の中のどこかで、すでにこの手紙を書きはじめていたのでは・・・
そんな自分を認めたくない。そんな自分であってはいけない。
私は禁断の誘惑をずっと求め続けていたはずだ。
私は一途な愛など求めていなかったはずだ。
「自分自身が信じられない時が一番恐ろしかった。今も私が誰だかわからない。」
ヒヨンを想い、心が揺れる自分自身にとまどいながらも
願うことは、ただ、ヒヨンの幸せばかりだった。
ヒヨンから、その幸せを奪い去ってしまったのは、まぎれもなくこの自分・・・。
苦しさばかりがつきあげてくる。
本当の愛とは、愛する人の幸せを願うこと・・・。
それにようやく気づいたウォンは、
もう一度、ヒヨンと向かい合いたいと思う。
心から、一途な、真剣な、愛を求めて。
本当の愛とは、愛する人の幸せを願うこと・・・。
スキャンダルのウォンのヒヨンへの愛をふりかえりながら、
この言葉を綴ったとき、
李朝の時代も、今の時代も何一つ変わらない 真実の愛 の姿を
チョ・ウォンの心に感じました。
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2004年、スキャンダルが劇場公開され、その終了間近の頃に作った作品です。
これをアップしたことで、
もう一度最後に見てきます!!ウォンに会いに行ってきます!!とコメントくださった方がいらして
とてもうれしかったことを鮮明に覚えています。
この作品は、再度、リメイクしていますが、2004年当時の未熟な部分の多々ある作品ですが、
そこもまた愛情感じて、ここで残しています。
ご訪問いただきありがとうございました。
2012.5.6
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