Music


3rd Album『 Tropic of Graduation 』より

存在












にぎやかな街 隠しきれないさみしさが ほら見つめている

小さくかがめて守らなければ 自分の存在すら見失うよ

誰もかれもの存在ならば、いつも認めざるを得ないもの

それでも僕の愛の言葉は 何の意味さえもたなくなる

満ちたりて行くことのない 人の心なぐさめられる様な

夢求めていても まのあたりにするだろう

生存競争の中 夢はすりかえられてしまう



受け止めよう 目まいすらする街の影の中

さあもう一度 愛や誠心で立ち向かっていかなければ

受け止めよう 自分らしさにうちのめされても

あるがままを受け止めながら 目に映るもの全てを愛したい



僕に見えるものは いつも当はずれが多かったけれど

現実と夢の区別くらいは ついていたはずだった

何もかもをあるがままに 受け止めようとするけれど

君は運命 誰かの人生 背負うこととはちがうのさ

どんな色でなぞればいい 自分の愛を否定してしまうまえに

笑ってもかまわないの でも君が愛や夢に

悩む時は どうか思い出して欲しい



受け止めよう 目まいすらする 街の影の中

さあもう一度 愛や誠心で立ち向かっていかなければ

受け止めよう 本当のこと口にする君の目を

誰も傷つけぬ 気まぐれの様な やさしいうそすらさえも愛したい



愛は真実なのだろうか 愛は君を救ってくれるだろうか

背中あわせの裏切りに打ちのめされても

それでもいい 愛してる 他に何ができるの



受け止めよう 目まいすらする街の影の中

さあもう一度 愛や誠心で立ち向かっていかなければ

受け止めよう 自分らしさにうちのめされても

あるがままを受け止めながら 目に映るもの全てを

受け止めよう 目まいすらする街の影の中

さあもう一度 愛や誠心で立ち向かっていかなければ

受け止めよう 自分らしさにうちのめされても

あるがままを受け止めながら 目に映るもの全てを















「愛」や「誠心」を大切に生きていきたい

テレもなく、迷いもなく、「本気」でそう訴える10代の尾崎がいる。



同じ心を、同じ言葉を、ペ・ヨンジュンも、よく口にする。

そして、そこにも静かな「本気」を感じる。



ともすれば、世の中の人が 流行らない、と冷ややかに引いてしまうかもしれない

「愛」や「誠心」などという、純 な精神を.....

尾崎もペ・ヨンジュンも、自分の信じるままに「本気」で訴えている。



でも、ペ・ヨンジュンは自分の理想と現実を理性的にコントロールさせながら

周りの人達とうまく心を通わせている。

すべてを包み込むような「本物」の笑顔を見せてくれる。



でも、尾崎は、うまく折り合いをつけることが出来なかった。

当はずれを感じてばかりだった。



それは、世代が違うから?

時代が違うから?

表現方法が違うから?

それも、また、尾崎だけの心のベクトルだから?



10代の尾崎は、

いつか、このギャップも自らの精神の向上で乗り越えられると

信じていたかったのだろう。



歌うことによって.....